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国連人口基金本部より、人道支援イニシアティブ シニアアドバイザーのビヨン・アンダーソンが来日しました。アンダーソンは、2018年から5年間、バンコクのアジア太平洋地域事務所の所長を務め、2023年9月より現職に就任しています。

5日には、外務省の北村俊博国際協力局審議官を表敬訪問し、日本政府の支援に対する感謝の意と、人道分野におけるさらなる支援の重要性が述べられました。北村審議官は、パレスチナをはじめとした19か国への補正予算による支援について触れ、UNFPAとの協力関係に対する期待を述べました。

続いて、衆議院議員会館にて、国際人口問題議員懇談会(JPFP)会合に参加しました。JPFP事務総長の黄川田仁志衆議院議員の司会で進行し、JPFP会長代行の逢沢一郎衆議院議員の挨拶で始まりました。アンダーソンからは、ガザの最新の状況とUNFPAの支援活動について報告を行い、続いて駐日事務所長の成田より、2024年に国際人口開発会議(ICPD)の30周年を迎えるにあたり、UNFPAの活動と日本の貢献について説明をしました。最後に、国際家族計画連盟(IPPF)の福田友子地域事務局長より、日本政府からの支援により行っている活動を中心に報告がありました。

 

初日の最後には、駐日事務所を訪れ、スタッフ、インターンとともに自身の国際機関でのキャリアを中心に、活発な議論が行われました。

6日は、公益社団法人アジア人口・開発協会(APDA)の池上清子業務執行理事・事務局長、恒川ひとみ国際部長と懇談し、人口・開発分野における国会議員との連携等について意見交換を行いました。

続いて、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の柏倉美保子日本駐在代表を訪問しました。長きにわたるUNFPAの活動への支援に対する感謝を述べるとともに、グローバル・ヘルス分野で引き続き連携を強化していくことを確認しました。

最後に、公益財団法人ジョイセフ(JOICFP)の勝部まゆみ理事長を訪問しました。ジョイセフがアフリカで行っている最近の活動の紹介や、日本における「性と生殖に関する健康と権利(SRHR)」の現状などに関する意見交換が行われました。

2日間という短いスケジュールでしたが、UNFPA本部と関係機関の強い連携を確認することのできた、有意義な来日となりました。UNFPA駐日事務所は、引き続き日本の諸団体とのパートナーシップの構築及び強化を推進していきます。

 

Björn Andersson, Senior Adviser, Humanitarian Initiative, visited Tokyo on December 5th and 6th to confirm and strengthen partnerships with various stakeholders in Japan. Mr. Andersson had courtesy meetings with parliamentarians, government officials, and civil society. The UNFPA Tokyo Representation Office will continue to work on building and strengthening partnerships with Japanese stakeholders.