イラク・バグダッド:2017年9月23日– 西アンバールでの軍事作戦が始まり、国内避難民である女性及び少女たちの人道的ニーズに早急に対応する必要性が更に高まっている。こうした女性や少女たちのニーズを満たすため、国連人口基金(UNFPA)は、日本政府の寛大な支援のもと、アンバール県のルトバ及びバグダディ地区に新たに二つの分娩施設を開設した。更に、ルトバにあるトランジット・サイトでは、移動式リプロダクティブ・ヘルス・チームが活動を行なっている。これらの地区は、西アンバールからの国内避難民を受け入れる最初の場所である。およそ15万人の人がこれらの施設のサービスを受けることができる。
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この新しい施設を含め、UNFPAは現在アンバール県において31のリプロダクティブ・ヘルス施設を支援している。こうした施設の中には、リプロダクティブ・ヘルス・クリニック、分娩施設および産科病院が含まれ、国内避難民キャンプの中および外の双方に位置している。またUNFPAはアンバール県にある5つの女性センターも支援しており、このセンターでは、女性や少女たちが交流をし、それぞれのニーズや心配事を伝え、社会心理的支援を受けることができる。こうしたUNFPAの支援によって、アンバール県の女性たちが、命を守るためのリプロダクティブ・ヘルス関連および保護サービスを受けることができる。日本政府は、アンバール県にある多くのリプロダクティブ・ヘルス施設そして女性センターを支援している。
岩井文男駐イラク日本国全権大使は、「女性や少女たちを含む脆弱な人々に対する包括的な支援を更に促進するため、そして彼らがきちんと保護されるよう、日本政府は引き続きイラクにおける人道支援そして安定化のための努力を支援します」と述べた。
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