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11月23日(祝・木)、女性の健康に関連する様々なタブーや偏見を乗り越え、オープンに語り合う対話型のプラットフォームである「Let’s Talk! in Sanrio Puroland」が開催されました(主催:Hellosmileプロジェクト、共催:株式会社サンリオエンターテイメント、株式会社エフエム東京、国連人口基金)。

10〜40代を中心に約500名がイベントに集まり、「女性のがん」というテーマのもと、専門医などを招いてのトークセッションの他、病気や身体に対する「もやもやの展示」、医療従事者による「プチ相談室」や、来場者どなたでも利用できるカフェエリア、無料で子宮頸がん検診が実施されるなど、タブーとされやすい子宮頸がんや乳がんなどについてオープンに語り合う場が設けられました。


医療従事者に相談できるブース

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日は、UNFPA駐日事務所長の成田詠子によるオープニングの挨拶とUNFPAの親善大使であり世界的スーパーモデルのナタリア・ヴォディアノヴァ氏のビデオメッセージ、株式会社ポーラ主催の女性の健康課題についてのオープン・ディスカッション、産婦人科医の稲葉可奈子医師による子宮頸がん検査とワクチンに関する講演、そして、むらさき乳腺クリニック五反田の池田紫医師と株式会社サンリオエンターテイメントの小巻亜矢氏により、病気発症から治療のこと、更には家族や友人のサポートなどについてのお話がありました。


UNFPAの親善大使であり世界的スーパーモデルのナタリア・ヴォディアノヴァ氏のビデオメッセージ


女性の健康課題を学び合う”ポーラ異業種合同参加型プロジェクト”「タブーを自由にラボ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


関東中央病院産婦人科 稲葉可奈子医師による子宮頸がん検診とワクチンに関するお話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トークセッション#4では、UNFPA駐日事務所の成田詠子に加え、株式会社ポーラの及川美紀氏、富国生命保険相互会社の津田朋美氏、サンリオエンターテイメントの小巻亜矢氏らがトークゲストとして参加し、「身体/病気/社会の仕組みを正しく理解することの重要性」について多角的な観点からトークを展開しました。「知ること・学ぶこと・サポートすることの重要性」、「正しい情報を得ることの大切さ」が4名の登壇者によって改めて再確認されました。成田は「子宮頸がんは女性の疾患だが、国によっては男性と一緒でないと病院にもいけないところもある。その根底には、ジェンダーの不平等がある」ことを紹介し、ジェンダーの平等の重要性についても触れました。


来場者が書き込んだ病気や身体に対する「もやもやの展示」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参加者からは「自分の身は自分で守らないといけない」、「婦人科医の話を聞いて自分が誤解していたことがわかった」、「さっそく検診の予約をしました」などの感想が寄せられました。


当日設置された子宮頸がん検診車

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イベントのアーカイブ動画が、サンリオピューロランド公式YouTubeで公開されています。こちらからご覧ください。

 

◎「Let's talk !」とは

Let's talk ! は、女性の健康に関連する様々なタブーや偏見を乗り越え、オープンに語り合う対話型のプラットフォームです。参加者同士の対話を通してコミットメントを発表し、 具体的なアクションにつなげます。 国連人口基金(UNFPA)親善大使であり世界的スーパーモデルのナタリア・ヴォディアノヴァ氏とUNFPAが協力し、2018年よりトルコ、インド、ケニア、ダボスなど、このムーブメントは世界中で展開されています。

 

◎「Let's talk !」の歩み

2018年 UNFPAとナタリア・ヴォディアノヴァがトルコ、アンタルヤにてスタート

2019年 ナイロビにて開催

2021年 Let's Talk! in TOKYO 開催 テーマ:「生理」

2023年 Let’s Talk! in Sanrio Puroland テーマ:「女性のがん」