「ジェンダーに基づく暴力」と「性と生殖に関する健康への計り知れない障害」を重要な人権問題として取り組むUNFPAの役割概要を載せています。UNFPAは、ジェンダーの不平等とジェンダーの最も非人道的な政策といった「ジェンダーに基づく暴力」が、女性や少女が性と生殖の健康のためのサービスにアクセスする時に妨げになっていることを理解し、また、性暴力事件後の正しい性と生殖の健康のための治療が命を救えると認識することで、この重要な人権問題への取り組みでリーダーシップを取っています。
本書では、アフガニスタン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ラオス、マラウィ、トーゴ、南スーダンでの取り組み例を用いています。そして、ジェンダーに基づく暴力が、家族計画とバラバラのデータのニーズに応えることから若者とコミュニティの指導者に働きかけることまでといったUNFPAの働きと、どのように関係するかを示しています。
ジェンダーに基づく暴力もまた、開発において女性と少女の重要な役割を妨げる深刻な公衆衛生の関心事であり、女性と少女の地位は、実質的に8つのミレニアム開発目標(MDGs)全ての要因を考慮に入れています。現在、MDGsは2015年の目標数値に近づいていますが、その中で、妊産婦死亡といった、女性を中心としたものは最も遅れを取っています。
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