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国連人口基金主催、欧州委員会(EC)とベルギー政府後援で、紛争地域内外における性的暴力に関する国際シンポジウムが行われる。紛争地における性的暴力の問題に焦点を充てた初の大規模な国際会議である。3日間の日程で、性的暴力がもたらす社会的、文化的損害や関連する開発コスト、また予防や対策の効果について強調し、国際社会の政策決定者や一般の参加者に対し戦争に関わる暴力の甚大な損害についての認識を喚起する予定である。本シンポジウムは、知識を共有し、政治的・財政的支援を動員し、包括的な国家行動計画の策定を通じて、緊急人道支援から復興、開発支援の各段階において性的暴力への予防措置が組み込まれることが促進される好機となるであろう。

参加者は、政策決定者、国会議員、ドナー団体の代表者、国連機関の代表者、NGOとメディアである。また、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルンジ、中央アフリカ、コロンビア、コンゴ民主共和国、ハイチ、インドネシア、リベリア、パレスチナ占領地域、ルワンダ、シエラレオネ、スリランカ、スーダン、ウガンダといった紛争中・後の国や地域の代表団も参加する。

日時:2006年6月21日(水)~23日(金)
場所:エグモン宮殿(ベルギー、ブリュッセル)

6月21日(水)12時15分から共同記者会見が開かれ、13時からシンポジウムが行われる。アルマンド・ドゥ・デッカー(Armand De Decker)ベルギー開発協力担当大臣、国連人口基金事務局長トラヤ・A・オベイド、欧州連合の高官があいさつする予定である。