Go Back Go Back
Go Back Go Back
Go Back Go Back
Go Back Go Back

国連人口基金、ネパールに人権の尊重を要請: ネパール内紛──女性の救命医療サービスを妨害

国連人口基金、ネパールに人権の尊重を要請: ネパール内紛──女性の救命医療サービスを妨害

Press Release

国連人口基金、ネパールに人権の尊重を要請: ネパール内紛──女性の救命医療サービスを妨害

calendar_today 05 4月 2005

国連人口基金(UNFPA)は本日、ネパール内紛のすべての関係者に対して、開発と人道的援助を促進し、人権を尊重するように要請した。

「可及的速やかに物資を女性と子供に届けることと、保健医療サービスへのアクセスが妨害されないことは、不可欠です。」続けて、「人々の健康と安全は保障されなければなりません。特に、妊娠中の女性にとって、出産の安全で健康的な環境が確保されることが、極めて重要なのです。」と、トラヤ・オベイド国連人口基金事務局長は語った。

最近の信憑性のある報告で、相当の数の女性が、出産の際、医療サービスを受けられなかったために死亡していたということが、明らかにされた。また、複数の情報筋によると、出産に伴う合併症で亡くなっている女性の数は、内紛で殺された人々の数をはるかに上回っているとのことである。

すでにネパールの女性が妊娠中、もしくは出産時に死亡する危険性は24回に1回であるが、最近の治安状況の悪さや内紛、封鎖がその危険性をますます引き上げている。毎年約6000人の女性が妊娠と出産の合併症で死亡しており、これら妊産婦の死亡のほとんどは防止することができるのである。

ネパール内紛は、女性から健康に対する権利を、子供からは教育を受ける権利を奪っている。そしてあまりに多くの人々の基本的人権、生きる権利を否定している。

「ネパールのすべての指導者は、ネパールの人々の健康と幸福を保証し、恒久的な平和を構築するという責任を有しています。そして、女性と子供のニーズは、最優先事項でなくてはなりません。」と、オベイド氏は強調した。