2021年2月24日 ニューヨーク
スーパーモデルであり、慈善活動家、そして、インパクト投資家でもあるナタリア・ヴォディアノヴァ氏が、2月24日、性と生殖に関する健康と権利に取り組む国連機関である、国連人口基金(UNFPA)の親善大使に就任した。UNFPAとヴォディアノヴァ氏は、女性と少女の体と健康に関する様々なタブーや偏見を乗り越え、社会に蔓延する差別や排除につながるものを打ち破ることで、女性と少女をエンパワーするために協働する。
「あまりにも長い間、社会の中で生理や女性の健康は、タブー視され、偏見を持たれてきました。それにより、女性の最も基本的なニーズと権利を蝕んできました。何が普通であるかを文化的に再定義することが、今私たちに必要とされています」とヴォディアノヴァ氏は言う。さらに「生理は正常な身体機能です。UNFPA の親善大使として、私はこのことを説明する必要のない世界を築くために取り組んでいきたいです」と続ける。
生理は、世界中の何十億人もの人々にとって毎月直面する課題だ。来る日も来る日も、15歳から49歳までの8億人以上の少女や女性が生理を経験している。彼女たちは、公共の場から排除され、様々な機会や衛生、健康から遠ざけられ、より脆弱な立場に置かれるようになり、さらには命に関わるネグレクト(放置)に直面することもある。あまりにも長い間、この問題は十分な関心を払われずにいたが、この傾向は近年少しずつ変化し始めており、この問題への理解を広めることがUNFPAの使命の中心を占めるようになってきた。
「生理という普遍的なものが、少女たちをこれほどまでに孤立させてしまうというのは、悲劇的な皮肉です」と国連人口基金(UNFPA)事務局長ナタリア・カネムは言う。「私たちは皆、生理に関するタブーを破る役割を担っています。UNFPAは、このようにパワフルで献身的な活動家と協力することができて嬉しく思います。少女が自信を持ち、力を与えられ、自分自身で決定することが出来る社会は繁栄していくのです。」
過去3年間、ヴォディアノヴァ氏とUNFPAは「Let's Talk!」を旗印に、タブーを打ち破り、女性の健康とジェンダー平等を推進するための一連の世界的なイベントを開催してきた。これらのイベントを通じて、女性と少女が恥や排除、差別を恐れることなく生きられる環境を作るための具体的な行動を、政府、市民社会、民間セクターは促されてきた。ファッション、政治、スポーツ、市民社会、テクノロジー、メディア等の分野の変革者、政策立案者、インフルエンサーが、世界中の女性の健康の水準を高めるために、トルコ、ケニア、スイス、ベラルーシ、インドに集結した。
貧困の中、ロシアでシングルマザーに育てられ、脳性麻痺と自閉症を持つ異父妹を持つヴォディアノヴァ氏は、性と生殖に関する健康と権利や、障害を持つ人々の人権を献身的に擁護している。ファッションとテクノロジーの分野で確固たる地位を築いた彼女は、2030年までに持続可能な開発目標(SDGs)を達成するために、これらの産業を国連と結びつけるために活動していく。
【問い合わせ先】
UNFPAメディアスペシャリスト Eddie Wright
電話:+1 917 831 2074
■過去のLet’s talk!に関するイベント
・UNFPA事務局長よりHellosmileに感謝プレート贈呈
■Let’s talk! in TOKYO関連リンク
・公式ホームページはこちら
・公式Twitterアカウントはこちら
・2月14日のトークイベント動画はこちら
・「2月14日 Let‘s talk! in TOKYO #0 キックオフ・トークイベント」開催報告はこちら