現在地

ニューヨークの国連人口基金本部事務局には毎日、ドル紙幣や小切手、そして心のこもった手紙が入った封筒が何百通も届いている。寄付者は、すべての人間にとって家族計画やリプロダクティブ・ヘルス・サービスへのアクセスは必要不可欠であると信じて疑わない人々であり、彼らは男女を問わず、そして米国内外をも問わない。

殺到する手紙は「3400万人のフレンド・キャンペーン」を支持するものである。当キャンペーンは、カリフォルニア州のジェーン・ロバーツ(Jane Roberts)氏とニューメキシコ州のロイス・アブラハム(Lois Abraham)氏により提案された草の根の活動であり、米国の国連人口基金への3400万米ドルの拠出停止による国連人口基金の資金不足を補おうとするものである。

米国の国連人口基金への拠出停止の公表を聞いたとき、ジェーン氏は以下のようにふと思いついた。「ただ投書しただけで足りないので、3,400万人の方々に1米ドルづつ寄付して頂こうと思いました」。

遠く離れたロイス氏も同じことを考えたという。2002年8月に始められたキャンペーンへの寄付は11月の時点で10万米ドルに達した。「私たちの目標は理想主義的ですが、可能性がないわけではない。国連人口基金も同じことを望んでいるはずです」とロイスは言う。

キャンペーン普及のためにジェーン氏とロイス氏は毎週無数の時間を費やしている。当キャンペーンは米国全土の記者の興味をかき立て、様々な記事が書かれている。

国連人口基金はロイス氏とジェーン氏の献身的な活動、そして様々な方のサポートに対し、心より感謝申し上げます。

カイロ行動計画達成のための資産の運用は、人口開発委員会で協議しなければならない議題の一つである。人口増減の傾向と同様に人口、教育そして開発問題も議題に含まれている。