ニュース

「国際青少年デー」に寄せて 国連人口基金事務局長 ナタリア・カネムからのメッセージ

12 8月 2018

若者をセンターにおく

私たちが望むのは、持続可能な開発目標(SDGs)を達成すること、「誰一人取り残さない」という誓いを守ること、そして恒久の平和構築です。だからこそ、私たちの総力をあげた活動の対象の中心に若者がいるのです。この道のりを共に歩むアクティブなパートナーである若者を、両手でむかえましょう。 この野心的な持続可能な開発目標の何一つとして、若者たちの有意義な参加なくして達成されません。彼らは私たちの未来です。そして、18億人以上も存在する彼らは、私たちの現在でもあります。 しかし若者たち、とくに思春期の少女たちは、健康でいること、教育を受けること、そして人生における様々な選択に自ら決断を下すことにおいて、大変な苦難に直面します。若者たちの権利とウェルビーイングへの今日の脅威が、彼らが創造的な社会の一員になるという明日の可能性を脅かしているのです。 私たちには力が、そして責任があります。全ての少女と少年が、安全かつ健康に青年となり成人する手助けをすることにおいて。家庭、学校の教室、ヘルスセンター、そして、政策が作られ和平合意が結ばれる協議の場においても ―あらゆる場所が、若者のために安全で開かれた場所〔セーフスペース〕であるべきなのです。 性と生殖に関する健康のための機関である国連人口基金(UNFPA)にとって、若者と共に、若者のために活動し、若者のリーダーシップと参画を推進することは、長年つちかってきた伝統です。若者たちが自身の体のこと、暮らし、家族、コミュニティ、国、そしてこの世界のために、正しい情報に基づいた決断を下すために必要なスキルと知識を習得できるよう、私たちは活動してきました。 公正でレジリエントで、全ての人が富を分かち合うことのできる社会を築こうとするUNFPAの活動において、若者たちはまさに最前線にいるのです。UNFPAはパートナーと結束し「人道支援における若者たちについての合意(Compact on Young People in Humanitarian Action)」と「若者と平和、安全に関する国連安全保障理事会決議 2250」を通じて、人道支援、紛争解決における若者たちの役割を前進させました。今後も、このきわめて重要な活動を共同でリードし続けていくことを約束します。そして9月に発表される「若者に関する国連の戦略」は、国連事務総長のリーダーシップの下、国連諸機関が若者のために若者と共に行う活動を強化するという、確固たる共同のコミットメントを象徴するものです。 世界のあらゆる場所で、若者たちは「私たちのことを、私たち抜きで決めるな」という声を上げています。UNFPAは、この声を聴き、共感し、これを活動の原則として心に留めています。私たちの若者たちとのパートナーシップは、彼らのアクティブで意義のある参加に基づくものであり、常にそうであるべきです。 何億人もの思春期の少女たちが、力を得、彼女たちの可能性を発揮できる時を待っています。私たちのサポートによって、少女たちは権利を主張し、自らの希望を実現することができます。私たちのサポートによって、彼女たちは、自分自身の未来を―そしてこの世界の未来を描きだすことができるのです。