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アフガニスタン・ファリヤーブ州:5年前の冬、ひどい陣痛に苦しむ17歳の少女が、手押し車でアルカリク村のファミリー・ヘルス・ハウスに運ばれました。 彼女は第一子を出産しようとしていました。診療所への到着がもう少し早ければ未然に防ぐことができたかもしれない合併症のために、 残念ながら少女は病院に到着して間もなく亡くなりました。

少女の世話をしていた助産師のライラ・アミニさんは、母親と赤ちゃんを救うことができず、動揺していました。 しかし、若い母親の死は、同じ事が二度と起こらぬよう、地域コミュニティによる活動を促すきっかけとなり、それは診療所における最後の妊産婦死亡となりました。 村の人々は、緊急のケアが必要な妊婦のために、直ちに動員できる自動車を2台確保するために協力し、車のレンタル費用のために少しずつお金を出し合って負担しました。

さらに地域コミュニティは、村における助産師の存在とファミリー・ヘルス・ハウスを設置することの重要性を認識しました。

アミニさんは「私たちは、この村で妊産婦死亡が二度と起こらぬよう協力して取り組みました。また地域コミュニティは、助産師の仕事は不可欠であると理解してくれ、ファミリー・ヘルス・ハウスで提供されるサービスを高く評価してくれています」と語りました。
 

この診療所は小さいかもしれませんが、村の女性の健康に大きく貢献しています

ファミリー・ヘルス・ハウスは当初、毎月最大300人のアルカリク村の患者に対してサービスを提供することを目標としていましたが、現在は近隣の5つの村から、女性とその子どもたちが医療サービスを求めて来ます。 その結果、アミニさんは毎月約700人の患者に対応し、最寄りの病院は車で1時間の距離にあるため、あらゆる緊急時に備えて毎日24時間対応できるようにする必要があります。アミニさんは、妊産婦死亡ゼロの記録を継続することを願っています。

 

アミニさんは「5年前のあの不幸な日以来、ここでは妊産婦死亡は起きていません」と話しました

「妊産婦死亡ゼロは、私の仕事の成果であり、私にとってのインスピレーションです」

 

UNFPAによる、アフガニスタンでの人道支援に関しての第2四半期報告書は、こちらからダウンロードできます。