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国連人口基金(UNFPA)は、国連事務総長および国際社会とともに、アフガニスタンで起きている深刻な人道危機に強い懸念を表明します。戦闘や避難によって引き起こされた人々の苦しみを目にすることは痛恨の極みであり、特に女性や少女への甚大な影響に心痛は深まるばかりです。

 

「UNFPAは女性と少女が苦労して手に入れた権利を守るため、アフガニスタンの人々を支援し続けます」と、UNFPA事務局長のナタリア・カネムは述べました。「恒久平和と持続可能な開発には、社会のすべての人を包摂する必要があります。すべてのアフガニスタン人の権利と尊厳が尊重、保護されるとともに、国際人道法が守られなければなりません」

 

「すべての妊娠中の女性と新生児は、助産と母子保健に関するサービスを受ける権利があります。すべての女性と少女は、児童婚、早婚、強制婚を含むジェンダーに基づく暴力と差別のない生活を送る権利があります。すべての人道支援関係者が、助けを必要としている人々にサービスや支援を届けられるよう、そのアクセスは妨げられるべきではありません」と続けました。

 

何十年もの間、UNFPAはアフガニスタンの人々に、安全と保護のためのサービスとともに、妊産婦と新生児のケアをはじめとする必要不可欠な保健サービスを提供してきました。アフガニスタンにおける妊産婦死亡率は減少し、弱い立場にある人々のヘルスケアへのアクセスは拡大してきました。このような力強い前進が、今ここで損なわれてはなりません。

 

UNFPAは、他の国連機関やパートナー団体とともに、人道性、中立性、公平性、独立性の原則を守りながら、助けを必要としているアフガニスタンの人々に寄り添い、人道支援と救命のためのサービスを届けていきます。

 

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