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産科ろう孔は出産時に起きる非常に重篤な疾病であり、今日も開発途上国で200万人以上の女性たちを苦しめている。 2003年に国連人口基金(UNFPA)が中心となって、この病気を地球上からなくすための初の世界的キャンペーンが開始された。キャンペーンの目標は、現在先進国でほとんど見られなくなったこの疾病を、開発途上国でも同程度にまれなものとすることである。このキャンペーンはこれまでに、サハラ以南のアフリカ、南アジア、そしてアラブ諸国の30カ国で行われるに至り、予防や治療と共に、被害者が社会的に排斥されがちな現実を変え、彼女たちがもう一度社会生活に復帰できるようさまざまな取り組みを進めている。

50回目のセッションを迎える婦人の地位委員会(the Commission on the Status of Women)の一環として開催される国連のパネル・ディスカッションにおいて、産科ろう孔およびその根絶に向けた世界的取り組みが取り上げられることになった。

出席者:
●ブルキナファソ大統領夫人 シャンタル・コンパオレ氏
●バングラデシュ・ダッカ医科大学付属病院産婦人科部長 サエバ・アクタル教授
●国連人口基金リプロダクティブ・ヘルス部長 アルレッティ・ピネル医学博士
開催場所: ニューヨーク国連本部ビル 第4会議室
日時: 3月2日(木)午後1時15分~2時45分

★産科ろう孔根絶のためのグローバルキャンペーンについての詳細はhttp://www.endfistula.org(英語)をご覧下さい。