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国連人口基金の親善大使であり、ベストセラーの小説家であるハンネ・ビベーケ・ホルスト(Hanne-Vibeke Holst)氏はコペンハーゲンで今年のソレンギルデンダル賞を受賞した。ギルデンダルはデンマークで最も大きな出版社である。

ルデンダル出版社の所長であるヨハネス・リース(Johannes Riis)氏はホルスト氏について次のように述べている。「作者はジェンダーと運命を主要テーマとして取り扱っている。ホルスト氏は二つの性の力関係とその含蓄する全てをテーマにし、偉大な才能と使命感でそれを探求している」

ホルスト氏は有名なデンマークのコラム二スト、テレビのジャーナリスト、そして売れっこの小説家でもある。彼女の小説は現代の女性、彼女達の新しい選択肢と古くからある問題が混在する複雑化した世の中、自由、愛などをテーマとしている。ホルスト氏の作品はドイツ語、オランダ語、スウェーデン語などに翻訳されている。

デンマークではホルスト氏は女性の権利と世界的な利益の活発な代弁者として知られており、また尊敬されている。彼女は、デンマークの家族計画協会委員会に携わっている。ホルスト氏はアフリカ、ラテン・アメリカ、アジアにおける女性問題についての話やコラムなどを含め記事を「フェイストゥーフェイス」キャンペーンのために書いた。

「私はこの賞をとったことで、社会が私の仕事を認めてくれたのだと考えている」とホルスト氏は述べた。「この賞をとることで女性の権利の主張のために仕ことを継続せねばという責任感がより強くなった」と述べた。

賞受賞者は特定の途上国での並外れた女性について詳細に記された本の著作にとりかかっている。「その話は女性の力強さに関するものです。それは積極的に自分と周りの人々の生活に変化をもたらそうという日々の努力です。しかし、それはまた人生の困難に立ち向かい尽力を続ける女性達の驚くべき可能性でもあります」とホルスト氏は述べた。