国連人口基金(UNFPA)は、持続可能な開発目標(SDGs)、とりわけ目標3「すべての人の健康と福祉」と目標5「ジェンダー平等の実現」の達成に向け、大手広告会社のADKホールディングス(ADK)とパートナーシップ契約を締結しました。
ADKとのパートナーシップは、すべての人がリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)にアクセスでき、ジェンダー平等を推進し、選択を可能にするとともに人権を保障するというUNFPAの活動目標達成への道筋を、戦略的かつ効果的なコミュニケーションとアドボカシーを通して共創(co-create)することを目的としています。ADKは広告・マーケティング業界における専門性を生かし、UNFPAの日本国内でのアウトリーチ活動に対して無償の技術協力を行います。
UNFPA東京事務所長の佐藤摩利子は、「コミュニケーションには、より良い未来に向けてアクションを起こす人々に、新たな洞察と新鮮な視点をもたらす力があります。ADKと協力し、UNFPAの優先的なグローバル課題やSDGsについて、社会の意識を高める取り組みを加速させることができるのをとても心強く思います」と、ADKとのパートナーシップに期待を寄せています。
ADK社長室長の吉松香奈子氏も、「UNFPAの活動内容やSDGs達成に向けた取り組みなどを、コミュニケーションの力で広く知らせることで、より多くの方々が理解を深める機会を創出していきたい」と、語っています。
持続可能な開発を達成するには、様々なステークホルダー(関係機関・団体)とのダイナミックで包括的かつ戦略的なパートナーシップが不可欠です。リプロダクティブ・ヘルス/ライツへの普遍的なアクセスを確保し、妊産婦の死亡を減らし、少年少女と若者の生活を改善するため、UNFPAは協働の機会を創り出し、付加価値を活用するパートナーシップの構築に取り組んでいます。
国連人口基金(UNFPA)について:
UNFPAはすべての妊娠が望まれ、すべての出産が安全に行われ、すべての若者の可能性が満たされるために活動しています。UNFPA東京事務所は、UNFPAの活動や取り組む課題について日本国内での広報・啓発を行い、政策決定者、メディア、社会に幅広く支援を呼びかけるため、2002年9月に設立されました。
ADKグループについて:
純粋持株会社であるADKホールディングス傘下に3つの事業会社(ADKマーケティング・ソリューションズ/ADKクリエイティブ・ワン/ADKエモーションズ)を擁し、国内外のネットワークとの連携によりグローバルなサービスを展開する大手広告会社グループ。マーケティング領域における総合的なソリューション提供に加え、テレビアニメを中心とするコンテンツビジネスに強みを持つ。2020年にパーパス『すべての人に「歓びの体験」を。』を策定。
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