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国連人口基金(UNFPA)の事務局次長として、国連事務総長の辞令によりマリー・シモネンが新たに就任した。シモネンはマネージメント部門を統括し、特に国連改革業務に携わることになる。

シモネンはフィンランド出身。1999年から国連人口基金の技術支援局長を務め、世界各国で人口と開発問題の支援を実施する国連人口基金の専門的技術スタッフを管理監督してきた。これらのスタッフの専門分野には、公衆衛生、リプロダクティブ・ヘルス、HIV/エイズ、人口研究、ジェンダーおよび人権などが含まれる。

技術支援局異動に先立っては、国連人口基金事務局室長として、国連人口基金事務局長が1994年の国際人口開発会議(カイロ会議)を成功に導くにあたり、補佐する戦略的役割を担った。カイロ会議は、今日の人口問題政策の世界的方向性を定めた歴史的な会議である。

シモネンは、カリフォルニア大学バークレー校での職務を経て、1980年から国連職員。国際開発教育学および公衆衛生学博士(カリフォルニア大学)、教育社会学修士、社会学学士(スタンフォード大学)。