昨日(25日)、東ヨルダンのアル・ルワイシェッド(Al-Ruwaished)病院に緊急医療用具、薬品、救援物資が船便で届き、今後イラク紛争によって発生した難民への支援に用いられる。国連人口基金からの救援物資は、特に病院の妊産婦や母子の生命救助活動を支援するために送られている。
ヨルダン政府は、イラクとヨルダン国境の最も近くに位置するアルルワイシェッドの病院を経営し、救急治療を要する患者への診察所として指定している。国連人口基金の新たな物資供給は、病院のこのような活動を支援する目的で使用される。これまでのところ、イラクからヨルダンへの難民の流入は起こっていない。
リプロダクティブ・ヘルスにおける救援物資は、二つの分娩室を設置することが可能であり、安全な分娩器具、帝王切開時などに必要な緊急出産用具、輸血用具、その他リプロダクティブ・ヘルスの必需品や薬品などが支給される。
25日の物資到着時において、「これは、ヨルダン政府の難民発生事態への準備に対する支援のあくまでも一部にすぎない。我々は、ヨルダン保健省と継続的な連携を結び、今後も難民に対するリプロダクティブ・ヘルスの必要性を訴えていく上で支援していくつもりである。」と、国連人口基金のヨルダン事務所長、セイフェルディン・アバーロ(Seifeldin Abarro)氏は述べた。