国連人口基金(UNFPA)は、人道危機下における妊産婦の安全な出産をサポートするため、ミュージックセキュリティーズ株式会社が運営するインパクト投資プラットフォーム「セキュリテ」にて、175万円を目標にしたクラウドファンディング(寄付)をスタートします。実施期間は、「世界人口デー」の7月11日から「世界人道デー」の8月19日までの40日間。妊産婦3,000人分の出産を安全にサポートするための寄付の呼びかけを行います。
世界では、今なお1日約800人の女性が妊娠中や出産時に予防可能な合併症などが原因で命を落としています。これは「2分に1人」のペースで女性の命が失われているということを意味し、その8割はサハラ以南アフリカや南アジアの途上国で起きています。
紛争や災害などの人道危機に見舞われたとき、最も大きな被害を受けるのは社会的に弱い立場にある女性と少女たちです。特に妊娠中の女性は、どんなに困難な状況に置かれても、妊娠と出産を止めることはできません。そのため、出産は常に死と隣り合わせ。妊産婦死亡はこうした状況などで起きています。
しかし、出産に必要な最低限の物資(石鹸、滅菌プラスチックシート、清潔なカミソリ、医療用の手袋、へその緒を結ぶ紐、毛布)が入った「安全な出産キット」さえあれば、人道危機の現場で、危険な出産とともに日々失われている妊産婦と新生児の命を救うことができます。UNFPAはこのキットを人道支援の現場に届ける活動をはじめ、女性の健康と権利を守り、未来へと「命」をつなぐ取り組みを行なっています。
すべての妊娠が望まれ、すべての出産が安全に行われ、すべての若者の可能性が満たされるよう、世界150以上の国・地域で活動するUNFPAは、2030年までに予防可能な妊産婦死亡をなくすために尽力しています。1969年にUNFPAが活動をスタートして以来、妊娠・出産の合併症で命を落とす女性の数は半減しましたが、日々失われる命を助けるために、私たちにはまだやらなければならないことがあります。
わずか5米ドル(約550円)で、この安全な出産キット1個を危機的な状況下にあるお母さんと赤ちゃんに届けることができます。あなたの優しさが、世界各地で困難な状況にある女性と少女の命を救い、これから生まれてくる新しい「命」を安全に迎える大きな手助けになります。
UNFPAの「命」をつなぐ活動にご支援ください。
プロジェクト名:世界の人道危機からお母さんと赤ちゃんの命を救うために
プロジェクトページ:https://www.securite.jp/unfpa1