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ルクセンブルグは、国連人口基金の通常予算へ約33%の寄付金の増額を決定した。これによりルクセンブルグの2003年度の寄付金の総額は72万7千ユーロとなる。

国連人口基金のトラヤ・オベイド事務局長は、この決定を歓迎し「これは世界目標である妊婦死亡率、望まない妊娠の件数、HIV/AIDSの感染予防の改善に大いに貢献するであろう。カイロ行動計画を実行するための各国からの資金が落ち込みをみせているだけに、この増額が国連人口基金のその他の拠出国のさらなる努力を呼びかけるために良いきっかけとなることを望んでいる。途上国のリプロダクティブ・ヘルスへの資金支援なしには、ミレニアム開発目標(MPGs)を実現出来ないため、資金問題は極めて重要である。」と述べた。

さらにオベイド事務局長は、「2001年度に国連人口基金がアフガニスタンの女性と男性を支援するために必要としていた450万ドルの全額を寄付した実績のあるルクセンブルグ政府と人々による寛容な気持ちの表れである。」と続けた。