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国連人口基金(UNFPA)と国連エイズ合同計画(UNAIDS)は、プルニーマ・マネ(Purnima Mane)氏が国連人口基金の新たな事務局次長として任命されたことを歓迎する。マネ氏は、国連エイズ合同計画の政策・科学的根拠・パートナーシップ担当部長(Director of Policy, Evidence and Partnership)を務めていた。

国連人口基金事務局長トラヤ・A・オベイドは以下のように述べた。「人口と開発に関わる問題、セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス/ライツの普及のために人生を捧げてきたマネ氏が国連人口基金の一員となることを、心から嬉しく思います。マネ氏は、HIV/エイズの女性化が明らかになるずっと以前から、ジェンダーとエイズという課題に先駆的に取り組んできました。国連人口基金とパートナー団体は、人口と開発分野において彼女が発揮してきた指導力から大いに得るものがあるでしょう。」

国連人口基金は、すべての女性、男性、そして子どもが健康な生活を送り、平等な機会を享受できる世界を実現するために活動しており、1996年に国連エイズ合同計画が設立されて以降、同計画の共同スポンサー機関となっている。

ピーター・ピオット国連エイズ合同計画事務局長は、次のように語った。「国連人口基金は、エイズ対策において重要な協力者であり、国連エイズ合同計画の積極的な共同スポンサー機関です。私はマネ氏と長年一緒に働いていますが、彼女がリプロダクティブ・ヘルスにおいてこのような極めて重要な役割を担うことを心から喜んでいます。マネ氏そして国連人口基金とともに、このエイズという非常に重大な課題に対して引き続き緊密に協力し合っていくことを期待しています。」

マネ氏は、1994年に世界保健機構(WHO)のエイズ対策プログラムに入構、1996年に創設当初の国連エイズ合同計画に異動し、行動科学研究、ジェンダー、エイズ分野の監察部門を担当した後、事務局長官房を統括した。

1999年から2003年にはポピュレーション・カウンシル(Population Council)に勤務し、後に同カウンシルの副会長、そして国際プログラムの統括責任者を務めた。2003年からは世界エイズ・結核・マラリア対策基金に勤務し、資金管理本部長(Chief Fund Portfolio Director)とアジア部長を兼務した。

2004年には政策・科学的根拠・パートナーシップ担当部長として国連エイズ合同計画に戻り、管理部門の中枢として同計画の発展に貢献した。

マネ氏はジェンダーとHIVに関する国際的な専門家として顕著な業績を残しており、2005年6月の国連エイズ合同計画プログラム調整理事会で承認されたHIV予防政策の開発に貢献した。

マネ氏はインド出身であり、ムンバイのタタ社会科学研究所で博士号を取得し、後に同研究所の助教授となった。国連エイズ合同計画に入る以前は、13年以上にわたりインドの公衆衛生やジェンダー関連の問題に取り組んできた。

また、多数の書籍を共著・編集しており、専門誌「Culture, Health and Sexuality」の創刊編集者である。