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英国、欧州委員会(EC)と国連人口基金(UNFPA)・ユニセフ・世界保健機関(WHO)は、バングラディッシュでの母親と新生児の救命と健康改善のために実施する新たな取り組みの支援を決定した。

先週の合意決議の中で、質の高い保健医療サービス利用の大幅な拡大を目標とする5カ年プロジェクトの実施が決定した。英国開発庁と欧州委員会の財政的支援(3,120万USドル)を受けて、バングラディッシュ政府と3つの国連機関が来月から協同で取り組んでいく。

近年の目覚しい進歩にも関わらず、あまりにも多くのバングラディッシュの女性が、専門技能者の立会いなく、また緊急救命施設が利用出来ない環境で出産している。その結果、対10万人の妊産婦死亡が320、新生児死亡4,100とともに高い現状にある。

政府の保健戦略やミレニアム開発目標4と5達成への取り組みを踏まえ、この新プロジェクトは、貧しい人々や社会的に疎外されている人々への対策に重点を置き、地域の医療活動の改善、公共サービスに対する需要の強化、多様化、拡大を目指している。具体的には、プロジェクト実施期間中に妊産婦死亡15パーセント、新生児死亡25パーセント削減を目標とし、それは妊産婦約885人、新生児約24,000人を救うことになるはずである。

プロジェクトは、まず4地域で開始し、20地域にまで広げることも計画されている。貧困家庭を対象としたバウチャー制度の導入など、命にかかわるような場合には即座に必要とされる産科ケアを受けられるような新しい対策を試験的に実施する。

6月7日には、バングラデシュ保健・家族福祉省高官の立会いのもと、3つの国連機関の代表が覚書に署名し、国連人口基金と英国開発庁が財政的支援の合意書に署名した。