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国連人口基金(UNFPA)は、12日(火)(日本時間13日(水))の大地震により被災された方々に、謹んでお見舞い申し上げます。

ハイチを襲った大地震は、深刻な被害を引き起こし、多くの命が失われ、負傷者を出している。そして、数千人の妊産婦が、妊娠や出産によって合併症を発症し、命を落とす危険にさらされている。西半球の最貧国であるハイチの妊産婦死亡率は670(出生10万対)で、すでにこの地域の中で最も高かったが、マグニチュード7.0の大地震の直撃により、さらに急激に悪化することが予測されている。

現在、ハイチの首都ポルトープランスとその周辺に住む妊産婦は、最も基本的な医療サービスさえ受けることができない状態に置かれている。このため、緊急産科ケアの提供が急務である。

国連人口基金は、他の国連機関と緊密に協力しながら、性と生殖に関する健康関連のケアを維持し、また適切で効果的、効率的な救援活動を実施するため、保健分野のアセスメントを迅速に進めている。また、救命物資を含む、性と生殖に関する健康を維持するための緊急キットを被災者に提供している。

女性や女児は、ジェンダー(男女の社会的性差)に基づく差別を受け、貧しい生活を送り、そして育児や高齢者を介護する役割を担うことから、自然災害による被害を受けやすい立場にある。

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