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「国際保健パートナーシップ」が本日ロンドンで設立された。開発途上国に住む何百万人もの人の命を救うための新たな希望として保健および開発各主要機関から注目を浴びている

「健康に関するミレニアム開発目標(MDGs)達成への取り組みが予定よりも大幅に遅れ、多くの命が失われ続けています。こうした現状は打開されなければなりません。至急対策をとらなければ、期限までの目標達成は不可能となります。」と各国際機関および財団は声を揃えて訴えている。「毎分1人の女性が出産時に亡くなっています。毎日約28,000人の5歳未満の子どもたちが、マラリアなど本来なら予防可能な原因で命を落とし、10,000人以上がHIV ウィルスに新たに感染し、そして22,000人が肺炎にかかっています。」

「これは不公平であり、許されることではありません。死亡率の低下と疾病の蔓延の防止、健康における不平等の解消、そしてより多くの人が基本的保健サービスを享受できるように努めることは我々の使命です。」

このパートナーシップについて国連人口基金事務局長は以下の通り述べている。「我々の共通の目標への原動力の一端を担うことが、女性・男性・子どもの健康に対する権利の保障につながります。一致団結して保健システムの強化に取り組めば、妊産婦の保護、そして幼児死亡率の低下、HIV/エイズ・肺炎・マラリアの撲滅も劇的に推進することができるはずです。」

「国際保健パートナーシップ」は健康に関するミレニアム開発目標の、幼児と妊産婦の死亡率の低下やHIV/エイズ、マラリアなど主要な疾病の蔓延の防止を達成するための新たな推進力となる。保健協力のあり方が発展途上国とってよりよいものとなることを目指すにあたり、以下の3点に焦点が絞られている。

●個々の病気や課題に個別の対応策をとるのではなく、保健システム全体の改善に包括的に取り組む。
●ドナー国間の調整を円滑にする。
●各国の保健計画の開発および支援をする。

このパートナーシップは、拠出国政府および機関からの支援を受けており、 また第一波と称されるアフリカ・アジアの7カ国もこれに加わる予定だ。ドナー国と密な調整をしながら、保健サービスの向上に取り組むことになっている。医療むけ公的資金を増加し、最貧困層の人々に医療サービスが行き届くよう公約をしている。

詳しく知りたい方は下記各機関まで連絡のこと。

世界保健機構(WHO)
ジョエル・シェーファー(Joel Schaefer)
電話: +41 22 791 4473
携帯: +41 79 516 4756
Eメール: schaeferj@who.int

世界予防接種イニシアティブ(GAVI Alliance)
ジェフリー・ローランド(Jeffrey Rowland)
電話: +41 22 909 7165
携帯: +41 79 240 4559
Eメール: jrowland@gavialliance.org

世界エイズ・結核・マラリア対策基金(Global Fund)
ジョン・リデン(Jon Liden)
電話: +41 22 791 1723
携帯: +41 79 244 6006
Eメール: jon.liden@theglobalfund.org

国連エイズ合同計画(UNAIDS
ブレット・ブリンゼンホーフェ(Bret Brintzenhofe)
電話: +41 22 791 1698
Eメール: brintzenhofeb@unaids.org

国連人口基金(UNFPA)
アブバカール・ダンガス(Abubakar Dungus)
電話: +1 212 297 5031
Eメール: dungus@unfpa.org

ユニセフ(UNICEF)
アンジェラ・ホーク(Angela Hawke)
電話: +1 212 326 7269
Eメール: ahawke@unicef.org

世界銀行(World Bank)
フィル・ヘイ(Phil Hay)
携帯: +1 202 409 2909
Eメール: phay@worldbank.or