7月8日から9日にかけて、国連人口基金本部から事務局次長のアンネ・ビルギッテ・アルブレクトセンが広報渉外局長のダイアン・スチュワートとともに来日しました。事務局次長は就任して二回目の来日でした。
8日に開かれた国際人口問題議員懇談会(JPFP)の合同部会では、ICPD beyond 2014、ポストMDGsアジェンダ、また世界人口デーのテーマ「若者への投資」について事務局次長がお話させていただきました。出席された谷垣法務大臣(JPFP会長)をはじめ、武見参議院議員、島尻参議院議員、高階参議院議員、阿部衆議院議員等と、活発な議論が交わされました。また、谷垣大臣、武見議員とは個別に面談し、現在安倍首相が推奨されているウィメノミクス、国民皆保険、人間の安全保障のテーマについてのアドバイスもいただきました。
8日の夜はプラン・ジャパン主催の「プラン・アカデミー」で事務局次長が「早すぎる結婚」について講演を行いました。「プラン・アカデミー」は、参加者に途上国の女性の現状やジェンダー平等についての理解を深め、「知って」、「行動」することを促すプラン・ジャパン主催の全8回の連続講座です。事務局次長は、参加者から寄せられた様々な質問に答え、児童婚による途上国の少女の現状、そして国連人口基金の活動についてお話しました。
また、事務局長はNHK World Newsの取材も受け、今回の「プラン・アカデミー」の様子や児童婚をはじめとする途上国の女性が直面している問題についてお話をしました。
また、読売新聞の取材も受け、「世界人口デー」のテーマを強調し、若者への投資の重要性について説明しました。
9日は、外務省の尾池地球規模課題審議官と面会し、その後の年次政策協議会では日本と国連人口基金のパートナーシップについて、大菅参事官、山谷企画官、下荒磯国際保健政策室課長補佐とさらなる戦略的な関係構築のためのディスカッションも行われました。
また、JICAの戸田人間開発部長に面会したほか、さらに、明石康氏をはじめとする人口・母子保健分野でご活躍されている方々から日本のODA、ICPD beyond 2014、ポストMDGsなどについて意見交換をさせていただきました。