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毎年1,600万人の18歳未満の少女が出産し、さらに安全でない人工妊娠中絶は320万件にのぼる。

途上国では、妊娠した少女のうち9割が結婚している。しかしあまりにも多くの少女にとって、妊娠は自らの選択の結果ではなく、差別、児童婚を含む権利の侵害、教育の欠如、性的強要などの結果である。

思春期の妊娠は、健康に関する問題である。若くして出産する少女は、妊娠時の合併症、妊産婦死亡と産科フェスチュラを含む障害にかかる危険にさらされている。少女達の子どもも同様に高い危険にさらされている。

思春期の妊娠は、人権の問題でもある。思春期の妊娠によって少女の子ども時代は突然終わりを告げ、学校の中途退学を余儀なくされ、成長の機会を損失してしまう。

今日の「世界人口デー」において、妊娠が望まれ、すべての出産が安全で、若者が自らの可能性を発揮できる世界をもたらすことを望み、「思春期の妊娠」問題に関心を固めてもらいたい。

「思春期の妊娠」問題をより詳細に掘り下げた「世界人口白書2013」(10月刊行予定)にもご期待下さい。

● 国連事務総長からのメッセージ
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● 国連人口基金事務局長からのメッセージ
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● 世界人口デー資料