3月29日 @国際連合大学
AFRI CONVERSE #9
「アフリカの未来を作る⺟⼦保健サービスの向上」
3月29日に、国連開発計画(UNDP)が主催するAFRI CONVERSEの9回目のセッションが行われました。 AFRI CONVERSEはTICAD7に向けた月例アフリカ対話イベントで毎月最後の金曜日に開催されています。今回は「アフリカの未来を作る⺟⼦保健サービスの向上」をテーマに開催され、所長の佐藤摩利子がモデレーターを務めました。外務省・アフリカ開発会議(TICAD)担当、紀谷昌彦大使氏のご挨拶からセッションが始まりました。
妊産婦死亡の現状
セッションの冒頭、佐藤は妊産婦死亡の現状を訴えました。
「世界では、1日に830人もの妊産婦が命を落としています。その中でも、サハラ以南アフリカの占める割合は66%と高くなっています。この地域だけでも、2.6分に1人の妊産婦が命を落としていることになります」
登壇者にUNICEF 東京事務所 副代表 根本⺒欧氏、JOICFP公益財団法⼈ジョイセフ 開発協⼒グループ ⽮⼝真琴氏、メロディ・インターナショナル CEO 尾形優⼦氏、味の素ファンデーション マネージャー ⾼橋裕典氏、甲南⼥⼦⼤学教授・⽇本WHO協会理事⻑ 中村安秀氏をお迎えし、国連機関やNGO、スタートアップを含む民間企業がそれぞれどのようなアプローチでこの問題に取り組んでいるのかが共有されました。
また、母子保健の向上のためには様々なセクターのパートナーシップの大切さや、母子保健向上はアフリカの人的資源の増大、企業の投資のための基礎となることが確認されました。