3月13日-17日にかけて、国連人口基金本部から事務局長のババトゥンデ・オショティメインが来日しました。13-14日は、仙台で行われた第三回国連防災世界会議に、国連人口基金職員計25名とともに出席しました。15日-16日は東京で国会議員や有識者と討議、意見交換を行い、外務省の方々を訪問しました。
14日は、第三回国連防災世界会議開会式へ出席後、防災における女性のリーダーシップに関するパネルディスカッションに参加しました。防災と災害時に果たす重要な女性の役割について話し、同席した高市早苗衆議院議員や奥山恵美子仙台市長と意見交換を行った後、日本政府主催のレセプションに出席しました。
16日は、越智隆雄内閣府大臣政務官を表敬訪問し、日本における女性活躍への取り組みに対する姿勢を共有しました。また、城内外務副大臣とUNFPAと日本政府の協力体制について協議し、小泉進次郎衆議院議員ともご面会の機会を頂きました。その後、国際人口問題議員懇談会(JPFP)議長である、谷垣禎一自民党幹事長と会談を行い、人口課題やのジェンダーに基づく暴力、性と生殖に関する健康(リプロダクティブヘルス)に対する取組の必要性を再認識するとともに、日本政府や国会議員の方々と、国連人口基金との連携を強固にする認識を深めることができました。
また同日、国連大学で行われた国連創設70周年のシンポジウムにパネリストとして登壇し、潘基文国連事務総長や安倍晋三内閣総理大臣の基調講演に続いて行われたパネルディスカッションで、田中明彦JICA 理事長、セバスティアン・フォン・アインジ―デル国連大学政策研究センター所長、中山泰秀外務副大臣、チャポンダマラウィ共和国外務・国際協力大臣、星野俊也大阪大学副学長とともに、国連のこれからや人間の安全保障や平和構築への国連の取り組み、ポスト2015における持続可能な開発目標等についてディスカッションをおこないました。事務局長は、特に、女性の防災と開発におけるリーダーシップの重要性を強調し、日本のウィメノミクスを評価しました。