3月13日から24日にかけて、ニューヨークの国連本部で第61回女性の地位員会(CSW61)が開催されました。国連加盟国の代表者、国連機関、経済社会理事会(ECOSOC)との協議資格を持つ非政府組織(NGO)が世界中から集まり、持続可能な発展を達成するための重要なステップとして、女性の働く権利と職場における権利と同様に、女性の完全で平等な経済活動への参加とリーダーシップを保証することを表明しました。CSW61についての詳しい内容はこちらをご覧ください。以下は、この国連女性の地位委員会に元インターンの船引はるかさんが参加した報告です。
今年3月にニューヨークの国連本部で開催された第61回女性の地位委員会にUNFPA東京事務所の紹介で参加しました。世界中の政府関係者、NGO、民間セクターの方々が集い、ジェンダーにおける課題、特に今年のテーマである「変化する仕事の世界における女性の経済的エンパワーメント」について議論しました。私は、日本汎太平洋東南アジア婦人協会(日本パシイワ)というNGOの一員として、かつ日本政府代表団に若者という立場で団員となり、本会議を傍聴したほか、ユース・フォーラムやサイトイベント・パラレルイベントに参加しました。
本会議に先立ち開催された2日間のユース・フォーラムでは、様々な国の若者が集い、本会議に提案するためにジェンダー課題の優先事項を議論しました。自分の意見や日本の状況について発言する機会もありました。
本会議の傍聴では、各国の政府関係者による議題に関するスピーチを実際に聞くことができました。
そして、各国政府によるサイドイベントやNGO、民間セクターによるパラレルイベントでは、ジェンダー課題への様々なアプローチの紹介、ベストプラクティスが共有されました。
世界の至る場所で活躍している方と知り合う機会がたくさんあり、実りの多い経験となりました。次年度以降、日本の若者の意見が政府に、そして国連機関にさらに届きやすくなるよう、帰国した後もできる活動していきたいと思います。
(上段は船引さんも参加したユース・フォーラム、下段は本会議の写真です)