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東京事務所長は第14回読売国際協力賞受賞記念レセプションに参加してまいりました。国際協力活動で模範となるような個人や団体を顕彰する読売国際協力賞の第14回目の受賞者は、民間ボランティア活動家、岸田袈裟さん(64歳)に決定しました。岸田さんは東アフリカのケニアで30年にわたり、栄養学専門家の立場から住民の衛生指導、生活改善に取り組み、日本伝統の「かまど」普及に励み、煮沸した飲料水の奨励によって乳幼児の死亡率減少や燃料用薪の使用量削減に貢献しました。また草履作りを教え、薬草・薬木の普及など「台所からの発想」の大切さを説き、健康と生活レベル向上を図る独自の手法で成果を上げています。アフリカの厳しい風土の中で、日常生活の視点に立った支援活動は、個人が実行できる国際協力のモデルとして高い評価を受けました。女性の受賞者は第1回の緒方貞子さん(国連難民高等弁務官)以来となる2人目で、アフリカを活動の舞台とされている方も初めての受賞です。