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所長の佐崎が、早稲田大学の、21世紀世界における戦争と平和の講義シリーズで「紛争・平和構築・女性」と題した講義を行いました。この講義で佐崎は、紛争時における安全保障とジェンダーに基づく暴力(GBV)の予防、暴力生存者の保護、平和構築への女性の参加に対する国連の取り組みを説明しました。安全保障理事会決議1325号は、紛争当事国に対し、ジェンダーに基づく暴力から女性と少女を守り、平和構築と和解への女性の参画を保障するよう要請しています。佐崎はこれに関連し、国連人口基金が、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ネパール、ソマリアや南スーダン等で行った活動事例を紹介しました。その後、紛争と開発は相互に影響し合う関係にあることを説明し、それに対して持続可能な開発目標にどのような取り組みが組み込まれたのか、お話しました。質疑応答の時間では、学生から洞察力に富んだ質問がたくさん出て、大変活発な議論となりました。