今年第4回目を迎える「国際ガールズ・デー」の10月11日、国連人口基金東京事務所はプラン・ジャパンとともに記念イベントを開催いたしました。
○日時:2015年10月11日(日)
11:30~12:30 プレ・イベント(1)ユースワークショップ「世界中の女の子が羽ばたくために」
13:15~13:45 プレ・イベント(2)第2回「夏休み読書感想文コンクール」発表
14:00~17:00 メインイベント「羽ばたけ! 世界の女の子」 (映画上映&トークほか)
17:15~18:00 交流会
○場所:国連大学3階 ウ・タントホール
国連人口基金東京事務所はプラン・ジャパンとともに「国際ガールズ・デー」の記念イベントを開催し、所長の佐崎が世界中の女の子に向け、持続可能な世界の実現に向けてスピーチをしました。先月、ニューヨークの国連本部で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」にも、当然のことながら、ジェンダーの平等、そしてすべての女性と女児のエンパワーメントが第5目標に含まれています。今、私たちがすべきことは、このSDGsの目標を達成し、女の子が大人になる2030年までに、当然持ちうる機会をすべて得られるように取り組むことです。そこで、私たちは、「誰も置き去りにすることなく」、全ての国々の健康と繁栄のために、女の子への投資を最優先に行い、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実現のための取り組んでいくことを約束しました。この「国際ガールズ・デー」は、世界中の女の子の現状を知り、国際社会が、そして私たちが取り組むべく課題を呼びかけています。今年の国際ガールズ・デーのテーマは、"The Power of the Adolescent Girl"つまり、「未来に向けて世界を変革する思春期の女の子の力」に注目しています。そのテーマを基に、プラン・インド活動メンバーのプリヤンカさんと、Because I am a Girlエンジェルをつとめる森星さんからは、世界の全ての女の子たちに対する教育の大切さと女の子には世界を変える力があることを主張するスピーチがありました。また、スペシャルゲストとして登壇したジャーナリストの池上彰さんは、会場の日本の学生たちに向け、まず日本を知ること、そして英語教育にのみ力を入れるのではなく、英語を使い“語るべきもの”を学習することの大切さを伝えて頂きました。当日、会場では映画『わたしはマララ』の日本初特別試写会が行われました。17歳でノーベル平和賞を受賞するまでの経緯と、“教育が世界を変える”というマララさんの強い意志が伝わってくる映画でした。世界の少女たちの現状と自分たちに何が求められているかを知る良い機会となりました。
