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9月21日、岡山市で、特定非営利活動法人アムダ(AMDA)ボランティアセンター・公益社団法人被害者サポートセンターおかやま(VSCO)主催の合同シンポジウム「女性の人権と相互扶助~自尊心を取り戻すためには~」が開催されました。
所長の佐崎が、スピーカーとして招かれ、世界におけるジェンダーに基づく暴力(GBV)と国連の取り組みについて基調講演を行いました。同シンポジウムでは、市民、弁護士会、医療関係者、議員など約70人の方が参加し、女性の人権と社会的地位の向上をテーマに、活発な議論が行われました。

所長は、ジェンダーに基づく暴力(GBV)とは何か、国連安全保障理事会決議(UNSCR)1325号(2000年)に基づく国別行動計画(National Action Plan/NAP)、人口問題におけるジェンダー平等について講演しました。また、自然災害時のジェンダー不平等、GBVとリプロダクティブ・ヘルスなどについてボスニア、ネパール、エチオピア、ニジェールなどの貧困地域や東日本大震災などの国内での国連人口基金の活動事例を交えながら説明し、ジェンダーの課題やリプロダクティブ・ヘルスサービスの充実及び経済、教育、政治・社会・法律の側面から女性へのエンパワーメントの重要性を訴えました。

また、パネルディスカッションも行われ、参加者との積極的な議論が交わされました。
所長の佐崎は「岡山県での取り組みは、地域、コミュニティ、行政、メディア、医療機関など全てが連携したマルチセクトラルなサポートで、世界のモデルとなるようなすばらしい活動です」と話しました。