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"見過ごされてきた危機「意図しない妊娠」”

(Seeing the Unseen: The case for action in the neglected crisis of unintended pregnancy)

2022年3月30日、UNFPAは「世界人口白書2022」を発表しました。

 

 

●「世界人口白書」とは?

UNFPAが1978年から毎年発表している旗艦報告書。世界の人口問題の進捗や潮流についてまとめるとともに、毎年テーマを選んで特定の問題を取り上げています。過去の「世界人口白書」の一覧はこちら

 

<目次>
UNFPA事務局長ナタリア・カネムの声明文

プレスリリース

主な調査結果

世界人口・日本人口(2022年)

関連資料・リンク

問い合わせ先

 


 

▼世界人口白書2022発表に寄せた事務局長の声明文

UNFPA事務局長ナタリア・カネムは、「世界人口白書2022」の発表に際し、声明文を発表しました。

 

「2億5千万人以上の女性が妊娠を避けたいと願いながら、安全で近代的な避妊方法を使っていません。私たちのシステム、社会、指導者、政府、メディアは、こうした状況を危機として認識しておらず、世界中の人々の権利と福祉に予期しない影響を及ぼしています。目を開いて、見過ごされてきた危機を認識しましょう。これは警鐘です」

 

声明文の全文はこちらから。

 

 

▼プレスリリース(一部抜粋)

国連人口基金(UNFPA)が2022年3月30日に発表した「世界人口白書 2022」は、世界中の約半数、毎年1億2,100万件の妊娠が意図しないものであり、妊娠するかどうかという最も人生を左右するリプロダクティブ・チョイスの自由は、関係する女性や少女にとっては皆無であるとされています。本白書は、このような人権を脅かす危機的状況は女性や少女、社会、そして国際保健に深刻な影響を及ぼすと警告しています。意図しない妊娠の60%以上が中絶に至り、全中絶のおよそ45%が安全ではないため、5~13%の妊産婦死亡を引き起こし、それにより国際社会の持続可能な開発目標を達成する可能性に大きな影響を及ぼしています。また、ウクライナでの戦争をはじめとする世界各地の紛争・危機により、避妊へのアクセスが途絶え、性的暴力が増加し、意図しない妊娠の増加を引き起こすと想定されています。

 

プレスリリース全文はこちら

 

 

▼主な調査結果

世界では、妊娠を避けたいと願う2億5,700万人の女性が安全で近代的な避妊方法を用いていないと推定されています。また、入手可能なデータによれば、全女性の約4分の1がセックスを拒むことが出来ていません。その他にも、意図しない妊娠の主要な原因としては以下のものが挙げられます。

  • リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)に関する情報の不足 
  • 女性のからだや状況に合わない避妊法
  • 女性の生殖能力やからだのコントロールに関する有害な規範やスティグマ 
  • 女性のからだや状況に合わない避妊法
  • 性的暴力と生殖に関する強制力
  • 保健医療サービスにおける批判的または屈辱的な態度 
  • 貧困と経済発展の停滞 
  • ジェンダー不平等

これらの要因はすべて、社会において、女性や少女が母親となることを強いていることを表しています。 意図しない妊娠は必ずしも個人の失敗ではなく、社会が女性のからだの自己決定権を認めないことや女性の人生に対する価値観が原因かもしれません。

 

 

▼世界人口・日本人口(2022年)

世界人口白書2022によると、

・ 2022年の世界人口:79億5400万人で、昨年に比べ7900万人増加

・ 2022年の日本人口:1億2600万人で世界第11位 (2021年は1億2610万人で同じく世界第112021年に比べ10万人減少している。

 

 

▼関連資料・リンク

●UNFPA本部ウェブサイトの「世界人口白書2022」特設ページ(英語)

 

 

▼問い合わせ先