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“私のからだは私のもの:からだの自己決定権を求めて

(My body is my own - claiming the right to autonomy and self-determination)”

2021年4月14日、UNFPAは「世界人口白書2021」を発表しました。

 

日本語版「概要」は、こちらからダウンロードできます。

 

英語完全版に関しては、こちらをご覧ください。

 

●「世界人口白書」とは?

UNFPAが1978年から毎年発表している旗艦報告書。世界の人口問題の進捗や潮流についてまとめるとともに、毎年テーマを選んで特定の問題を取り上げています。過去の「世界人口白書」の一覧はこちら

 

<目次>
UNFPA事務局長ナタリア・カネムの声明文

プレスリリース

主な調査結果

世界人口・日本人口(2021年)

関連資料・リンク

メディア記事

問い合わせ先

 


 

▼世界人口白書2021発表に寄せた事務局長の声明文

UNFPA事務局長ナタリア・カネムは、世界人口白書2021の発表に際し、声明文を発表しました。

 

「全ての人々が自らのからだの自己決定権を持つことができるようになれば、より大きな正義と人々のウェルビーイングを実現することにつながり、それは私たち全てに恩恵をもたらすことになるのです」

 

声明文の全文はこちらから。

 

 

▼プレスリリース(一部抜粋)

国連人口基金(UNFPA)が2021年4月14日に発表した「世界人口白書 2021」は、57の開発途上国において約半数の女性が、パートナーとの性交渉、避妊薬・具の利用、ヘルスケアの 3 つの分野における決定権を真に享受できていないと訴えています。

本白書は、国連の報告書として初めて「からだの自己決定権」に焦点を当てています。からだの自己決定権とは、暴力を恐れたり、他人に決められたりすることなく、自分の身体に関することを自分自身で選択することと、その力を意味します。からだの自己決定権が損なわれると、女性と少女に深刻な被害を与えるだけでなく、経済的生産性とスキルの低下をもたらし、結果的にヘルスケアや司法制度に余分なコストが必要となる可能性があります。

 

プレスリリース全文はこちら

 

 

▼主な調査結果

  • ヘルスケア、避妊、性交渉に対して完全な自己決定権を持っている女性は、全体の55%
  • マタニティケア(妊娠・出産・中絶)へのアクセスを保障している国は、全体の71%
  • 避妊への完全かつ平等なアクセスを保障している国は、全体の75%
  • 性に関する健康とウェルビーイングを支援する法律を制定している国は、全体の約80%
  • 包括的な性教育を支援する法律と政策がある国は、全体の約56%
  • 20 の国や地域で「強姦犯との結婚」に関する法律が定められており、男性がレイプした女性や少女と結婚した場合、刑事訴追を免れることができる
  • 43 の国々では、配偶者間におけるレイプの問題を扱う法律が存在しない
  • 30 を超える国々で、女性が家の外で活動する権利が制限されている
  • 障害を持つ少女や少年は、性暴力の標的になる可能性が約 3 倍高く、中でも少女は最も大きなリスクに晒されている

 

 

▼世界人口・日本人口(2021年)

世界人口白書2021によると、

 2021年の世界人口:78憶7500万人で、昨年に比べ8000万人増加

 2021年の日本人口:1億2610万人で世界第11位(2020年は1億2650万人で同じく世界第11位)。2020年に比べ40万人減少し、2015年以降毎年平均で0.2%ずつ減少

 

 

▼関連資料・リンク

●UNFPA本部ウェブサイトの「世界人口白書2021」特設ページ(英語)

●日本語抜粋版制作において翻訳協力をいただいた京都大学SRHRライトユニットからも、情報が発信されています↓
 ・
連載:わたしのからだだから
 ・SRHRライトユニット発行の冊子『わたしのからだだから』

 

 

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●インタビューや詳しい情報に関する問い合わせ
○ Eddie Wright : ewright@unfpa.org TEL:+1 917 831 2074
○ Yasmeen Chaoul : chaoul@unfpa.org