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TICAD7公式サイドイベント「アフリカにおけるジェンダーに基づく暴力をゼロに!~ともに、実現へ~」実施報告

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イベント

TICAD7公式サイドイベント「アフリカにおけるジェンダーに基づく暴力をゼロに!~ともに、実現へ~」実施報告

calendar_today 28 8月 2019

location_onYokohama, Japan

TICAD7公式サイドイベント「アフリカにおけるジェンダーに基づく暴力をゼロに!~ともに、実現へ~」実施報告

本イベントは、8月28日、開発のためのアフリカ・ファーストレディ協会(OAFLAD)と国連人口基金(UNFPA)共催、アフリカ連合(AU)協力で行われました。当日は、7名のアフリカ各国のファーストレディを含む14名の方にご登壇いただき、ジェンダーに基づく暴力や有害な慣習の撲滅に向けて熱い議論がなされました。当日は、実体験を含む現場からの声を反映した主張や提言があり、大変貴重な機会となりました。普段聞くことができないファーストレディやその他登壇者の生の声に、来場者も各登壇者の重要な発言を聞き逃さないよう耳を澄ましている様子がとても印象的でした。ご協力ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

  ■ 会場:パシフィコ横浜展示ホールB06

  ■ 来場者数:200人(満席)

  ■ プログラム

 

司会

 

 

集合写真

 

 

オープニングセッション

安倍 昭恵 内閣総理大臣夫人は、「ジェンダーの問題は,その社会の伝統文化や価値観,歴史観に深く関わっていることが多いため,加害者のマインドを変えることが難しいばかりか,私たち自身も知らないうちに加害者であることもあります。だからこそ,皆で話し,気づくことが大切です。日本は,国際女性会議『WAW!』の開催などを通じて,アフリカを含む世界のリーダーと共に,ジェンダーの問題について考えてきました。女性も,子どもも,すべての人が暴力の恐怖から逃れ,経済的に自立し,安心して暮らすことのできる社会をつくることこそが,女性が輝く世界の基礎であると考えます。」と述べ、私たち一人一人がジェンダーの問題に向き合うことの大切さを強調しました。

 

 

ナタリア・カネム 国連人口基金事務局長は、アフリカの少女たちとの会話を紹介し、アフリカのリーダーたちに、教育機会の提供や児童婚の撲滅に関する彼女たちの夢を叶える手助けをしてほしいと訴えました。

 

 

ミアリー・ラジョエリナ マダガスカル国ファーストレディは、統計によると、2017年には世界中で約87,000人の女性が意図的に殺害され、その半分がパートナー又は家族による犯行であると述べ、ジェンダーに基づく暴力の撲滅を訴えました。

 

 

 

国家元首とアフリカ連合の声明

ロック・マルク・クリスチャン・カボレ ブルキナファソ大統領は、ジェンダーに基づく暴力及び有害な慣習の撲滅を目指し、我々は迷うことなく突き進むべきだと述べました。また、これはアフリカ連合の2063アジェンダ及び持続可能な開発目標に向けての枠組みを制定する際にも掲げられた責務でもあると述べました。

 

 

TICAD7における、ビジョンの実現と国際人口開発会議(ICPD)の行動計画の達成において、ジェンダーに基づく暴力の撲滅のために女性のエンパワーメントの重要性を再認識する提言が発表されました。

デニス・ニャケル・ティセケディ コンゴ民主共和国ファーストレディは、児童婚は途上国に多大なる悪影響を及ぼしていると述べ、その解決のために ①女性の役割についての意識改革 ②収入向上活動 ③女性を支援する施設の建設等の具体策実施の必要性を訴えました。

 

 

 

片山 さつき 内閣府特命担当・女性活躍担当大臣は、各国大統領夫人や国際機関の皆様から、アフリカにおける女性に対する暴力の深刻さや、それに立ち向かう強い意思をお聞きし、日本として、国際機関を通じた協力や、二国間ODAでの支援を引き続き進めるとともに、更なる協力を進めていきたいとの思いを新たにされました。具体的には、TICAD7における日本の取組の一つとして新たに『ジェンダーに基づく暴力根絶のための人材育成』を盛り込み、アフリカ等の各国の行政官や関係者に日本にお越しいただき、女性に対する暴力に関する日本の取組を御紹介し、各国が相互に交流し学ぶ機会を設けるために、新たな予算を要求することを表明したい。この予算は、『アフリカ』各国の『女性に対する暴力の根絶』を支援するという点で、内閣府として初めてのものである。実現した暁には、是非ともこの大事な分野の未来を担う有為な人材に御参加いただき、各国の取組の強化に役立てていただきたいと考えている」と述べ、アフリカにおけるジェンダーに基づく暴力の撲滅へ向けて日本政府として全力を尽くすことを表明しました。

 

 

 

 

 

最終宣言と閉会の辞

アミナータ・マイガ・ケイタ マリ共和国ファーストレディは、開発のためのアフリカ・ファーストレディ協会(OAFLAD)は日本政府や国連人口基金等のパートナーと共に、女性の自立支援やジェンダーに基づく暴力及び有害な慣習の撲滅に向けて、強固な支援の枠組みを作る必要性を訴えました。

 

 

   

    特別来賓

  • アンドリー・ラジョエリナ マダガスカル国大統領
  • アルバロ・ベルメホ 国際家族計画連盟(IPPF)事務局長
  • シェリフ・マハマット・ゼネ チャド共和国外務大臣
  • アンドゥリアンキトゥハイナ マダガスカル共和国外務大臣

 

 

その他会場の様子

 

   

    メディア掲載

1.「ロック・マルク・クリスチャン・カボレ ブルキナファソ大統領 ツイッター」2019年8月28日

 

2.「外務省」2019828

 

3.「片山さつき 内閣府特命担当・女性活躍担当大臣 ツイッター」2019年8月28日

 

4.「NHKニュース」2019年8月29日

 

5.「アクセル・ヤコブセン ノルウェー外務省国際開発担当大臣 ツイッター」2019年8月29日

 

6.「デニス・ニャケル・ティセケディ コンゴ民主共和国ファーストレディ ツイッター」2019年8月29日

 

7.「アミナータ・マイガ・ケイタ マリ共和国ファーストレディ ツイッター」2019年8月29日

 

8.「One UN Madagascar ツイッター」2019年8月29日

 

9.仏語新聞「Canal Mali」2019年8月30日

      

    

    10.仏語新聞「La Verite」 2019年9月2日