日時:2010年3月8(月)15:30-18:00
場所:日経ホール
主催:国際連合広報センター、および駐日国際連合諸機関、日本経済新聞社
協力:国際協力機構(JICA)
国連は3月8日を「国際女性の日」と定め、女性たちが平等、安全、開発、組織への参加のための努力により、どこまで可能性を広げてきたかを確認すると同時に、今後のさらなる前進に向けて話し合う場として設けられた記念日としています。
今年は1995年に北京で開催された第4回世界女性会議から15年目にあたる節目の年です(北京+15)。3月1日から12日にはニューヨークの国連本部で検討会合が行われ、ジェンダーの平等と女性のエンパワーメントの促進について15年間の進捗状況を確認するとともに、課題の克服に向けた話し合いが行われました。
この「国際女性の日」、および北京+15を記念して、3月8日(月)に、駐日国連諸機関は東京・大手町の日経ホールにて「国際女性の日2010 国連公開シンポジウム」を共同開催しました。シンポジウムでは、北京+15の経過を踏まえ、日本国内のジェンダーに関する主要な課題を取り上げるとともに、企業や市民社会においての様々な取り組みや事例を紹介し、日本社会におけるジェンダー平等に向けた進展の状況と今後の課題について議論を行いました。
国連人口基金からは、有森裕子親善大使がトークセッションにゲストとして参加しました。
なお、本シンポジウムは、日本経済新聞社ほかが主催する国際女性の日イニシアティブ「Femmes @ Tokyo(ファム@トウキョウ)」と連動して開催されました。
<プログラム>
司会:長野智子 キャスター
●15:30-15:40 開会、および潘基文(パン・ギムン)国連事務総長からのビデオ・メッセージ
●15:40-16:15 国連親善大使によるトーク・セッション
(途上国で実際に見て感じた女性や女児の置かれた現状について)
ゲスト:紺野美沙子 国連開発計画(UNDP)親善大使
有森裕子 国連人口基金(UNFPA)親善大使
アグネス・チャン 日本ユニセフ協会 親善大使
モデレーター:北澤 豪 サッカー元日本代表選手、JICAオフィシャルサポーター
●16:20-16:45 基調講演 岩田喜美枝 株式会社資生堂 代表取締役 取締執行役員副社長
「男女共同参画の視点から見た日本企業の課題と取り組み」(仮題)
●16:50-17:45 メンズ・パネル ディスカッション
本パネルでは「男性のジェンダー意識の改革」と「家庭・社会・職場における固定的なジェンダー役割分担とそれらの価値観に基づく体制・施策・環境の変革」という2つのテーマに焦点をあてました。
そして、男女共に生きやすい社会、働きやすい環境の構築においてリーダーシップを発揮している男性に、それぞれの取り組み・ビジョンを語っていただき、北京行動綱領/男女共同参画社会の実現に向けた日本社会の最新動向と今後の展望を議論しました。
パネリスト:有馬利男 国連グローバル・コンパクト・ボード・ジャパン議長
中畠信一 株式会社喜久屋 代表取締役 兼 CEO
つかごし まなぶ NPO法人ファザーリング・ジャパン パパ産休推進プロジェクトリーダー
伊藤公雄 京都大学大学院文学研究科教授
モデレーター:岩田三代 日本経済新聞 論説委員
●17:50-18:00 閉会挨拶 福島みずほ 内閣府特命担当大臣(男女共同参画)
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●18:15-18:45 共同セッション「国際女性の日を記念して」 トークなど
出席者: 福島みずほ 内閣府特命担当大臣(男女共同参画)、国連関係者ほか