リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)は開発の中心であり、「すべての妊娠が望まれ、すべての出産が安全に行われ、すべての若者が能力を発揮できる社会」を目指している国連人口基金の活動理念を実現するために極めて重要です。
2015年までに、全ての人々がリプロダクティブ・ヘルスを享受できるようにすることは、ミレニアム開発目標(MDGs)のひとつですが、その進捗は大きく遅れています。
リプロダクティブ・ヘルスに関連する問題は、世界中の出産適齢期の女性の死亡や障害の主な原因となっています。2億2200万人の女性が妊娠を避けたい、または時期を遅らせたいと考えていますが、効果的な家族計画の手段を得られないでいます。1日に約800人の女性が妊娠・出産の過程で命を落としています。約18億人の若者が、彼ら自身を守るために必要な知識やスキル、サービスがないまま、妊娠可能な年齢を迎えています。
7月11日の世界人口デーを機に行われる多くの活動やキャンペーンによって、リプロダクティブ・ヘルスが公正で公平な世界を作る、ということを人々に喚起することができるでしょう。そして、全ての人がリプロダクティブ・ヘルスを享受する権利を持っているということについて、より多くの人々に知っていただき、賛同を得られるよう、ご協力をお願いします。
国連人口基金事務局長 ババトゥンデ・オショティメインからのメッセージ(日本語)
国連事務総長からのメッセージ(日本語/英語)(国連広報センターWebsite)
2012年7月11日に行われたロンドン家族計画サミットで、全ての女性が自発的な家族計画を享受できるようにUNFPAはさらなる努力をしていくことを国連人口基金事務局長ババトゥンデ・オショティメインは宣言しました。
・世界人口デー、リプロダクティブ・ヘルスとは
・リプロダクティブ・ヘルス・サービスの主な課題
・関連する重要な条約・宣言・協定国および統計データ