大阪の国立民族学博物館にて、日本語とフランス語で行われた国際シンポジウム「個人・家族・国家のゆくえ-文化人類学と人口学からの学際的アプローチ」において、所長の佐崎がセッション5「開発援助と社会科学研究との接点」の司会を務めました。
このシンポジウムは、国立民族博物館とフランス国立パリ・デカルト大学人口開発研究所との学術連携にもとづき、学際的な国際共同研究の一環として開催されました。佐崎が司会を務めたセッション5は、2日間のシンポジウムの講演をもとに、研究者と開発援助の実務者間における意見交換が行われ、人口問題、国際人口移動、保健医療に関する開発援助において研究者に求められている点、実務と研究レベルにおける葛藤などについて話されました。さらには、それぞれの制度、組織の違いや、研究者の立場や役割の相違などについて情報共有し、現場の研究者による具体的な議論が展開される場となりました。