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日本大学にて第4回公開講座が開催されました。講座では 国連人口基金東京事務所の前所長であり現日本大学大学院総合社会情報研究科の池上清子教授の紹介の後、現所長の佐崎が「21世紀の高齢化社会」と題する講義をしました。

●日 時:2012年12月1日(土)14:00~16:00
●会 場:日本大学会館701会議室
●所在地:東京都千代田区九段南4-8-24
(JR総武・中央線,東京メトロ有楽町線・南北線,都営地下鉄 新宿線「市ヶ谷」駅下車徒歩2分)
●講 師:佐崎淳子(国連人口基金東京事務所長)

講義では、世界人口推移グラフを用いて2011年に70億人を突破したこと、人口増加だけでなく高齢化が世界全体で進行していることを説明しました。

次に、今年10月1日に国連人口基金が発表した報告書「21世紀の高齢化祝福すべき成果と直面する課題」から、60歳以上の3人のうち2人は途上国で暮らしていること、高齢化は開発途上国でもっとも進んでおり、2050年までには60歳以上の5人に4人が開発途上国で生活するとの予測がされているなど、高齢化の現状について紹介しました。

最後に、さらなる高齢者への支援と国際的な協力体制が必要であることを示唆し、高齢化分野における国連人口基金の活動内容を報告しました。

質疑応答では、聴講者の方々から高齢化に関する様々な質問が飛び交い、議論が深まる場となりました。


左:会場の様子
右:講演中の所長