10月5日、国際協力機構JICA研究所で独立行政法人国立女性教育会館(NWEC)主催のシンポジウム「男性にとっての男女共同参画」が開催されました。国連人口基金東京事務所からは、所長の佐崎がパネリストとして招かれ、男性へのより効果的なアウトリーチの方法等について議論を交わしました。
所長は、「成功への鍵・男性の共同参画」と題し、ジェンダー平等と健康における男性の男女共同参画社会について、講演を行いました。講演の中では、ニジェールにおいて国連人口基金が行った、夫の学校(School for Husbands)プロジェクトを事例として取り上げ、同プロジェクトの目的及び活動の成果を踏まえ、説明しました。さらにタイ、スワジランド、フィリピンにおける国連人口基金の活動にも触れながら、男女共同参画社会の実現のためには、男性の地域レベルでの健康推進分野への参加促進と意識改革の必要性について述べました。
また、パネルディスカッションでは、国内外の参加者から活発な質問が出され、議論が深まりました。
(1) 講演を聞く参加者 (2)スピーカー6名 (3)講演する佐崎所長
(1)佐崎所長 (2)スピーカーのカサンドラ・ケリーさん(右) (3)講演参加者(写真はNWEC提供)