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国連人口基金(UNFPA)は、ガザ地区の病院に対する攻撃と燃料不足による深刻な状況を受け、以下の声明を出しました。

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【11月11日 ガザの病院の悲惨な状況に関する声明ーUNFPA】

国連人口基金(UNFPA)は、ガザ最大の医療施設であるアル・シファ病院やその周辺への攻撃、および既に限界に達しているガザ全域の他の医療施設への攻撃を激しく非難します。

アル・シファ病院からの深刻な報告によれば、何千人もの負傷者や避難民が病院敷地内に閉じ込められているという悲惨な状況が明らかになっています。私たちはまた、病院が今日時点で燃料を使い果たしたという報告にも深い懸念を抱いており、深刻な状況を更に悪化させています。燃料が無ければ、病院は機能しなくなり、新生児用の保育器などの救命機器を動かすことができなくなる危険性があります。

継続する戦闘と燃料不足により、医療従事者、患者、そしてガザで最も弱い立場に置かれている人々の命が危険にさらされています。女性や子供、高齢者、障害者を含む多くの人々が、アル・シファ病院に避難しています。救急車が敷地内から出ることができないため、彼らや重篤な患者は安全な場所に行くことができないという報告もあります。また、他の多くの病院周辺でも戦闘が起きているとの報告もあります。

いかなる状況でも人道が守られるべきです。UNFPAは、人道的停戦を求める国連事務総長の呼びかけを繰り返します。国際人道法は、すべての当事者によって守られなければなりません。繰り返し述べます。病院や医療従事者、民間人が標的になることがあってはなりません。

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本文は当該記事を、駐日事務所にて翻訳・編集したものです。