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国連人口基金(UNFPA)は、新しい世界保健機構(WHO)長官のジョン・ウック・リー博士のリーダーシップは世界の女性の健康や思春期の若者や家族にとって有効に発揮されるだろうとして彼を暖かく迎えた。

「リー博士は公衆衛生について強力な指導者である」とトラヤ・オベイド国連人口基金事務局長は語り、さらにこう続ける。「彼のリプロダクテイブ・ヘルスとエイズに対する取り組みは多くの人々の命を救うだろう。わたしは、彼の WHOと国連人口基金にまたがる優れたリーダーシップはさらに思春期の人々のリプロダクテイブ・ヘルスやエイズ、ジェンダーによる暴力や母性の保護の分野においてさらに強化されると強く確信している」と。

オベイド事務局長は、女性および子ども達の健康状態向上へ向けた国連ミレニアム開発目標(MDGs)へのスケールアップアクションと到達への方法への新しいリー長官の誓約についてコメントをした。国連人口基金はWHOと引き続き事業に取り組むとともに、健康と貧困の削減を推し進めるために各国政府をパートナーとして支持していくと述べた。パートナーとして事業をすすめていくにあたって、われわれはリプロダクテイブ・ヘルスと権利を推し進めるとともにエイズ撲滅の有効な戦略をスケールアップし、妊産婦児童死亡率を減らしていきたいと語った。

国連人口基金は健康への情報と貧しい国における出産システムを強化していくというリー博士のコミットメントへの強い支持を表明した。貧困国の実データを収集するとともに、健康管理のプロを養成し整備することでヘルスサービスをより向上させ広めていくことは緊急の課題である。国連人口基金は、WHOやその他のパートナーとそれらの分野においてリプロダクテイブ・ヘルスは基本的なヘルス・ケアの一部であると統合されていくことを確信している。

オベイド事務局長は、前WHO長官グロ・ハーレム・ブラントランド博士の功績をたたえるとともに、国連人口基金のWHOとの引き続いての協力関係について述べた。過去10年にわたって多くの進歩と達成がもたらされ、かつ、これからもわれわれは、新しい活力とパートナーシップとともに新たな公衆衛生課題へ立ち向かうことを期待している。