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国連人口基金(UNFPA)、アフガニスタンの人道危機から女性と少女の命を守るため2,920万米ドルの支援を要請

2021年9月13日、ニューヨーク:国連人口基金(UNFPA)はアフガニスタンにおける人道危機が深刻化している状況に鑑み、同国の女性と少女の緊急ニーズに対応するための資金拠出を(国連加盟国などに)要請しています。

 

深刻化するアフガニスタンの政情不安は、国際ドナーによる資金供与の停止も相まって、命に関わるヘルスケアへのアクセスが絶たれるなど多くの女性と少女の生命を脅かしています。教育や健康、社会的サービスの提供がさらに失われた場合、アフガニスタンに壊滅的な被害をもたらし、人道危機を長期化させる危険性があります。

 

アフガニスタンで悪化している人道危機から人々の命を救い、さらなる被害を防ぎ、より良い未来への希望が持てるよう、国際社会は可及的速やかに行動する必要があります。

 

2021年末にかけて6億600万米ドルの支援が必要との見通しを示した国連緊急アピール(UN flash appeal)の一環として、UNFPAは脆弱な立場にある160万人の女性と少女のリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)と保護に関するニーズに対応するため、2,920万米ドルの支援を求めています。UNFPAの支援は、アフガニスタンの文脈で繰り返してきた試行錯誤と、コミュニティの参画とオーナーシップを基にサービスを提供してきた長年の経験に基づいています。現在の状況下で、UNFPAはファミリー・ヘルス・ハウス(基本的な医療サービスを提供する施設)と保護のためのセンターを200か所で運営しています。

 

追加の資金援助が行われれば、サービスセンターの増設が可能となり、提供されるサービスの質が向上し、何十万人もの女性と少女に命を守るために必要な健康と衛生に関する物資の提供が可能になります。

 

UNFPA事務局長のナタリア・カネムは、「今、わたしたちが最も優先すべきことは、緊急人道支援を必要とする約400万人の女性と少女の健康を守ることです」と強調したうえで、「私たちは確固とした決意のもと、あらゆる場面における社会参画など女性と少女の基本的人権と自由を守り、命を救う活動を前進させていかなければなりません」と述べています。

 

サハットマンディ計画(基礎医療サービスの提供)を含め、世界銀行の援助が停止されたことにより、アフガニスタンの保健システムは崩壊の危機に瀕しています。同時にニーズは拡大しており、迅速な支援がなされなければ、多くの女性と少女が命を落としてしまうかもしれません。UNFPAの当初予測では、この援助の停止により約5万1,000人の妊産婦が死亡し、480万人が意図しない妊娠をし、現在から2025年の間に家族計画のアンメット・ニーズが2倍近くに上昇する可能性があります。この問題を解決するには継続的な資金援助が不可欠です。

 

※本文は当該プレスリリースを一部抜粋し、駐日事務所にて独自に翻訳及び編集したものです。

 

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UNFPA Media Specialist

Zina Alam

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