2016年のテーマ
「2030への道:貧困を撲滅し、持続可能な生産・消費活動を可能にする」
8月12日は「国際青少年デー」です。現在、15歳から24歳までの若者は18億人にのぼり、世界人口の約4分の1を占めています。「国際青少年デー」は、若者が持つ潜在能力について確認するとともに、世界中の青少年が直面している多くの問題を考える日です。2016年のテーマは「2030年への道:貧困を撲滅し、持続可能な生産・消費活動を可能にする」。2030年までにこの目標を達成するための、若者の指導的役割について考えます。国連人口基金(UNFPA)は、生活スキルの教育、性と生殖に関する健康を守るサービスの普及、HIV感染予防とエイズ治療などを通して若者を支援しています。若者が不当に不利益を被ることがなく、自分の未来を自分で選択し、最大限の能力を発揮するためにはどうしたらよいのでしょうか。8月12日の「世界青少年デー」に向けて、一緒に考えていきましょう。
国連人口基金事務局長からのメッセージ
国連人口基金の取り組み
プロジェクト事例
「HIVと共に生きるラテンアメリカの若者たちのネットワーク」を支援し、若者たちが地元、国家および地域のレベルにおいて、より良いヘルスサービスを享受できるように支援を行っています。
家族計画や女性性器切除などの性と生殖に関する問題について、女の子が堂々と声をあげるようになり、児童婚に反対する活動をするように働きかけています。
Case 3: シリア
世界中の18億人の若者達のエンパワーメントに取り組み、各国の経済と人々の健康状態の改善のためにイノベーション技術を利用するための支援をしています。
Case 4: タンザニア
2012年から周辺コミュニティに住む何千もの女性を対象に、「思春期の少女たちのための活動プログラム」を同地域の4地区で実施しました。
リベリア政府とのパートナーシップのもと、2013年にユース・ボランティア・プログラムを立ち上げ、30万人の女性や少女に必要な物資を行き届かせました。 |
日本政府からの支援
プロジェクト事例
国連人口基金は日本政府より34万5千ドルの資金援助を受け、全てのシリア難民、またその中でも特に若者と出産可能年齢にある女性に対して質の高いサービスと保護を提供するための支援を行っています。
Case 2: コンゴ民主共和国
2016年、国連人口基金は日本政府より75万米ドルの資金援助を受け、性と生殖に関する健康のためのサービスや産科・新生児ケア、そして同国の女性の栄養状態の改善プロジェクトを行っています。
#YouthDay
今日は「国際青少年デー」です、現在、世界中で5億人以上の若者が貧困に陥っており、多くは基本的な生活ニーズさえも満たされていません。こうした若者たちは、生きるために必要なリソースを入手することができず、世界の貧困層はこの若者たちに偏って集中しています。私たちが貧困撲滅に成功できれば、その成果を最も享受するのは若者ですが、失敗すれば、失うものが一番多いのも若者です。
あなたにできること