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国連人口基金(UNFPA)東京事務所は、株式会社サンリオエンターテイメント(代表取締役社長:小巻亜矢氏)、fermata株式会社、MOTHERS編集部と協働し、女性の生活の質の向上を目指す新プロジェクト「Let’s talk! in TOKYO」を2021年2月14(日)発足しました。

 

発足発表イベントとして、「Let’s talk! in TOKYO #0 キックオフ・トークイベント」を2月14日(日)にオンラインで開催し、UNFPA東京事務所長 佐藤摩利子、サンリオエンターテイメント代表取締役社長の小巻氏、fermata株式会社 CCO/co-founder中村寛子氏、MOTHERS編集部 編集長小脇美里氏ら発起人4名が登壇し、イベント発足の背景や想い、企画内容について話しました。

 

所長の佐藤は「開発途上国では貧困が原因で生理用品が購入できない方がいたり、難民キャンプなどでは避難所に生理用品が無いといった問題があります。またネパールでは、生理中の女性は『隔離小屋』で過ごさなければならないなど、未だネガティブなイメージを持たれている、という現状があります。こういった問題を解決するには “対話” が最も大切だと考えています。『 Let’s talk!』のプラットフォームを活かしてタブーを超えて語り合い、 Let’s talk! in TOKYOから世界にこの対話の輪を広げていければと願っています」と語りました。さらに「生理は非常にパーソナルであると同時に、太古の昔から存在し、女性の体にとって自然なこと。まず”対話”することで、タブー視されている問題を改善したい」と、今回のトークテーマについて言及しました。

 

小巻氏は「日本は、ジェンダーギャップ指数が121位とまだまだ改善の余地がある中、東京にいる私が、今声を上げるべきだと感じた」とコメント。これに対し、fermata株式会社 中村氏は「フェムテックという新しい産業に取り組むなか、小巻社長にお声がけいただいて二つ返事で参加した。自分では気付けなかったタブーや固定観念に気付くきっかけになると思うので、この活動に期待したい」と、プロジェクトの可能性について語りました。MOTHERS編集部 小脇氏は「タブーについて考え、話すことで、自分のことを大切にすることにも繋がるし、自分を認めることにも繋がる」と述べました。

 

また、参加者からの質疑応答の時間では、タブーや偏見について、若い世代に発信する方法や、大人への性教育について、登壇者が自由に意見を交わしました。

 

最後に、小巻氏が「女性だけではなく、一人一人が太陽のような存在。参加することで、みんなが生まれてきてよかった、と思えるようなムーブメントにしたい」と意気込みを語り、トークイベントを締めくくりました。

 

今後、Let’s talk! in TOKYOの公式Twitter公式ホームページでは、2週間ごとにテーマを発表し対話を進めていきます。3月8日の「国際女性デー」には、5月の本イベントに向けてのプロジェクトの詳細が発表される予定なので、楽しみにお待ちください。

 

■Let’s talk! in TOKYOについて

「Let‘s talk !」は、女性の健康に関連する様々なタブーや偏見を乗り越え、オープンに語り合う対話型のプラットフォームです。参加者同士の対話を通してコミットメントを発表し、 具体的なアクションにつなげます。 世界的スーパーモデル、ナタリア・ヴォディアノヴァ氏と国連人口基金(UNFPA)が協力し、2018年よりトルコ、インド、ケニア、ダボスなど、このムーブメントは世界中で展開されています。

「Let‘s talk! in TOKYO」では、初潮、生理痛、生理用品、子宮頸がん、フェムテックなど、女性にまつわる話題の中で、「生理」をテーマとした“タブーとされやすい課題”について対話を広げ、女性たちの生活の質の向上、エンパワーメントに貢献します。

オンライントークイベントの他、TwitterやPodcastを通して様々な課題を発信・収集し、各企業様と協力しながら、女性が自身の身体と向き合うきっかけとなるような、様々な活動を行います。

 

 

■Let’s talk! in TOKYO関連リンク

・公式ホームページはこちら

・公式Twitterアカウントはこちら

・2月14日のトークイベント動画はこちら

 

■過去のLet’s talk!に関するイベント

UNFPA事務局長よりHellosmileに感謝プレート贈呈