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「国際高齢者デー」に寄せて 国連人口基金事務局長 ナタリア・カネム

1 10月 2018

人権推進の功労者である高齢者を称えよう

 

現在、9人に1人は60歳以上です。そして2050年には、5人に1人が60歳以上となると予測されています。高齢者は、経済的にもう貢献できず、社会にとって負担であると考えられることが多々ありますが、現実は全くそうではありません。高齢者は、いかなる場所においても、家族、地域そして社会において非常に重要な役割を担っているのです。

 

彼らこそがリプロダクティブ・ライツの推進に取り組んできたのであり、妊娠のタイミングや間隔を自ら決められるよう人々をエンパワーしてきた功労者として、彼らの勇気、インスピレーション、そして尽力は評価されるべきです。彼らのこれまでの功績に対して、私たちは現在の法律や政策が差別に立ち向かい、彼らを独立した個人としてみなすものであることを確実にしなければなりません。

 

2002年の高齢化に関するマドリッド国際行動計画では、全ての高齢者の全ての人権および基本的な自由の完全な実現を呼びかけています。高齢者は、尊厳をもって安全に暮らし、基礎的な保健及び社会サービスへのアクセスを享受し、自立して生活できる最低限の所得を保障された下で、貧困に陥ることなく、健康に歳を重ねる権利があります。

 

今日の国際高齢者デーに際し、リプロダクティブ・ライツ推進の先駆者の高齢者の方々に敬意と感謝を表します。彼らのこのような功績により、現在私たちは皆、恩恵を受けており、また今後数十年にわたり女性と少女の未来をより良いものとすることでしょう。